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熱中症、多量発汗、尿量減少(濃縮尿)。水分補給が必要なわけ
2025-08-05
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視床下部による体温調節と自律神経系

視床下部の働き
視床下部は間脳にあり、体温、血糖値、ホルモン分泌、自律神経系、睡眠、食欲など多数の器官が関わる反応を、統合的に調節する体内環境維持の最高中枢です。
視床下部は間脳にあり、体温、血糖値、ホルモン分泌、自律神経系、睡眠、食欲など多数の器官が関わる反応を、統合的に調節する体内環境維持の最高中枢です。
ヒトの体温は、視床下部の働きにより自律神経とホルモンによって熱発生と熱放散が制御されることで調節されています。暑いときは熱発生の減少と熱放散の増加によって体温を調節しています。熱放散の増加の主役は発汗です。
#尿量減少に注意。#脱水 #水分補給 #塩分補給
熱中症を防ぐために大切なのは温度、湿度、風通しの管理ですが、それ以前に大切なのが #脱水にならないことです。
脱水の前触れに、#尿量減少、#濃縮尿があります。この状態で、水分の補給を図りましょう。
脱水が進むと発汗ができなくなり、熱が体内にこもりやすくなるため熱中症を引き起こしやすくなります。逆に熱中症になるとさらに発汗・体液喪失が進み、脱水も悪化します。
水分・電解質不足により、脳の体温調節中枢の働きが鈍くなり、危険な悪循環 「高温 → 発汗 → 脱水 → 発汗停止 → 体温上昇 → 熱中症悪化」 という流れで、放置すると意識障害や臓器障害を引き起こすことも。
体内に必要十分な水分をキープしておくことがとても重要なのです。
身体の水分(体液)がどれくらい失われると危険かは、失われる量とそのスピードによって異なります。
🔸 軽度脱水(体重の1〜2%の水分喪失)
症状:口の渇き、軽い倦怠感、尿量減少
例:体重60kgの人で約0.6〜1.2Lの水分損失
🔸 中等度脱水(体重の3〜5%の水分喪失)
症状:めまい、頭痛、集中力低下、心拍数の増加
例:体重60kgの人で約1.8〜3.0Lの損失
🔸 重度脱水(体重の6%以上の水分喪失)
症状:
6〜9%:混乱、極度の疲労、血圧低下、発汗停止
10%以上:意識障害、腎機能不全、循環ショック、死に至る可能性
例:体重60kgの人で3.6L以上の水分損失
軽度脱水であれば、口からの補給だけで充分対処が可能ですが、中等度以上の脱水の場合、その人の状態によっては点滴や緊急入院が必要になることもあります。
一気に失われると(2〜3L以上/数時間)命に関わることもあります。
特に高温下での運動や作業、嘔吐・下痢が続く、高齢者や乳幼児は脱水リスクが高く、早期対応が重要です。
屋外での活動が予定されている場合には、あらかじめしっかりと水分と塩分をとってから外出した方が良いかもしれません。
3リットルも汗かくわけないじゃん、と思う方もおられるかもしれません。それが実はそうでもないんです。特に夏場の屋外での活動は多量の発汗を伴います。
軽作業時で500〜1,000 mL/時間、中〜重労働時(農作業など)で1〜2L/時間も発汗します。たとえば、屋外で3時間、草むしりや庭木の手入れなどをしていると最大で3〜6リットル 程度の発汗が起こる可能性があります(気温・湿度・体格により差あり)。
大量の汗には大量の塩分が含まれます。1リットルあたり数グラムの塩化ナトリウムが含まれることになります。
脱水に対して水や麦茶ばかり飲んでいると体内のナトリウムの濃度が希釈されます。これが「低ナトリウム血症」を引き起こし、頭痛・吐き気・筋肉のけいれん・意識障害などの症状が出ることがあります。
なので、この季節は外出する前に塩分補強、例えば梅干しを1〜2個、お 口に入れてからお出かけされると良いかもしれません。昔ながらの梅干しだと1つで2.5〜3グラムの塩分が含まれます。
またラーメンやお蕎麦のつゆなど、普段は残したほうが良いものも、発汗の状況によっては召し上がっていただいても良いのかもしれません。
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もちろん心不全や腎不全、肝硬変などで塩分制限の指示を受けている方は、個別の対応が必要になります。主治医の先生と熱中症対策、脱水対策について事前に打ち合わせをしておいてください。 (佐々木淳、8/1より修正・改変。図は柳澤。)
もちろん心不全や腎不全、肝硬変などで塩分制限の指示を受けている方は、個別の対応が必要になります。主治医の先生と熱中症対策、脱水対策について事前に打ち合わせをしておいてください。 (佐々木淳、8/1より修正・改変。図は柳澤。)

