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ストレスと胃痛、潰瘍

2025-07-11
オススメ重要
攻撃因子と防御因子のバランス
酸がなければ潰瘍なし。消化性潰瘍の病因
攻撃因子と防御因子のバランス。攻撃因子の代表、酸がなければ潰瘍なし。
消化性潰瘍を考える上で「攻撃因子」と「防御因子」の二つが重要になります。そのバランスが攻撃側にふれると、胃痛や潰瘍となります。(上の図)
攻撃因子とは、その名前の通り「相手を攻撃する因子」というイメージを持てばいいです。攻撃する対象はタンパク質(食物、胃粘膜など)や病原菌です。それに対し、防御因子とは「胃酸などの攻撃から胃を守る因子」と考えればいいです。
健康な胃や十二指腸であると、これら攻撃因子と防御因子のバランスが保たれている上の図 の左のような状態となります。

しかし、このバランスが崩れてしまうと潰瘍が引き起こされてしまいます。この原因には胃酸分泌が増加するなどの「攻撃因子の増強」や粘液の減少による「防御因子の低下」などがあります。
また、これら消化性潰瘍には攻撃因子や防御因子以外にもヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)や解熱鎮痛剤(NSAIDs)、ストレス、アルコールなども深く関与しています。
これらの因子を排除することも消化性潰瘍の予防に繋がります。
実は、健康な胃では胃酸の分泌が過剰にならないように、陰で抑制しているホルモンやオータコイイドが働き続けています(下の図の黄色で示した物質たち)。

影の守り神であるプロスタグランジンの生成を抑制するのが、解熱鎮痛薬(NSAIDs)やステロイド薬です。
そして、脳卒中後やショック後は、潰瘍にとてもなりやすいので、予防的に酸分泌抑制薬のプロトンポンプ阻害薬が用いられています。
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