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「ヒバリのこころ」のインタビュー記事(前編)
2026-03-15
注目重要
Q:YK在宅クリニックについて教えてください。
A: 2025年2月に泉区上谷刈の地でスタートし、3月に開院した、訪問診療を専門とするクリニックです。医師が私1人で、看護師が1人、事務スタッフが3人という少人数体制でやっています。
Q:YK在宅クリニックの医院名の由来について教えてください。
A:上谷刈5丁目は七北田川と高柳川にはさまれた台地です。すぐそばに水神の貴船神社があることも大きいですね。YKの名前の由来はYanagisawa at Kamiyagari & KifuneということでYKにしました。写真のように診療所北窓からの泉ケ岳や七ツ森の眺めが素晴らしく、この上谷刈の丘に立ち医療を求める人々に水を配るようなクリニックという意味を込めました。
Q:先生の専門科目や疾患について教えてください。
A: 薬理学が自分の専門です。東北大学医学部で学生時代から早55年、薬理学の研究、教育、普及に努めております。新薬開発にも携わりました。狭心症治療薬のニコランジルがカリウムチャネルを開くことを世界で最初に発見し、他に強心薬のピモベンダンなどの研究も行いました。現在も専門学校、大学、大学院で薬理学や神経内科学の講義を行なっています。
10年前から5年間、東北福祉大学で医療・救急・介護職を目指す学生に、医学一般、医療倫理、種々の分野の医療も教えながら、臨床医としてのリハビリもできました。その後の5年間の在宅診療医です。
専門分野は循環器系疾患です。全身の臓器疾患の薬物療法にも通じております。ところで、薬理学の三分の一は神経系や生体情報伝達に関与してます。ですので、神経系や精神科で用いる薬物も得意分野です。
Q:先生が医者になろうと思ったきっかけを教えてください。
A: 親戚からの強い勧めで医学部進学を決めました。1969年の東京大学入学試験中止のあおりを受けて1年間の浪人生活ののち東北大学医学部に入学しました。その間に「研究者、学者になれるものならなりたい」と強く思うようになりました。学生時代から薬理学教室にも通い5年生で研究者の道を選びました。でも、医者にもなりたかったので、医師免許を取り非常勤医も続けました。
Q:より良い医療を提供するために、スタッフの皆さんと取り組まれていることを教えてください。
A: 患者さんやご家族の状況は、お一人おひとり大きく異なるものです。患者さん、ご家族そして関係者とのコミュニーションを大切にし、信頼を得なければなりません。そのうえで、それぞれの形に寄り添う医療・ケアを心がけてまいります。
私は「病気と薬をよく説明してくれる在宅診療医」を目指しています。医師はあくまでも診療の方向性を決めるまとめ役です。スタッフが働きやすく、創意工夫があふれ、意見が活発に交換される風通しの良い職場を目指しております。
訪問診療が大いに求められている「天の時」、医療、すなわち水を配るイメージの水神神社がある「地の利」、創意工夫や話し合いが大好きなスタッフの「人の和」の天地人がそろったクリニックを目指しています。
医院名: YK在宅クリニック
所在地: 〒981-3121 宮城県仙台市泉区上谷刈5丁目3-17
TEL:022-346-9031
院長略歴
1950年 新潟県魚沼市生まれ
1976年 東北大学医学部卒業、医師免許取得
1980年 同大学院修了(医学博士、ニコランジルSG-75)
1980年 東北大学医学部助手、ペンシルベニア大学医学部留学(2年間)
1995年 東北大学医学部教授、東北大学附属図書館副館長
2016年 東北福祉大学教授、非常勤医
2021年 在宅診療所医師、院長
2025年 YK在宅クリニック院長
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参考
https://ykzaitaku.com/pages/32?detail=1&b_id=141&r_id=65#block141
小学校時代の思い出
2025-07-02
越後三山と魚野川、小出の仲橋からみた。
「研究・教育から在宅診療へ」 柳澤輝行
本年3月より泉区上谷刈にYK在宅クリニック(https://ykzaitaku.com/)を開業しました。本協会の理事長の今田先生とは東北大学医学部の同級生で、また監事の町田先生も同様な関係になります。一緒に活動できるようになりありがたいことです。これまで薬理学の研究、教育をもっぱらにしていたのですが、4年半前より在宅診療に携わるようになりました。
自分の故郷は新潟県の魚沼市(小出町)です。写真のように越後三山が南に見え、魚野川が南から西に向かうところにあります。雪深いところで、ときどき思い出す小学生の冬の経験があります。高校生の従兄と二人で、一人が通れるだけの細い雪道での経験です。前を行く従兄が道の右側を一歩ずつ新雪側にはみ出して踏みしめて跡をつけて歩いてゆくのでした。どうしてそんなことをするのかと聞くと、「こうやって跡をつけておくと後から来た人も別の足跡を右側につけてくれる。そうすれば、雪道が広がり行き違いが楽になる。特に若くて力のある者には雪道を広げる義務がある。輝行も大きくなったらこうやって雪道を広げてほしい」と答えてくれました。年の離れた尊敬する兄のような存在の言葉と行動でした。ときどき思い出すのは忘れまいとの心の働きです。
世代間や社会階層間の分断をあおる言説に接するたびに、大変苦々しく思っています。分断と排除を声にし、叫ぶ人間や集団はやはり誤った片寄った考えを持っていると思います。見知らぬ誰かのがまんや犠牲の上に成り立つ社会の平和や安全は、とてもあやういと信じます。若くて力のある者が、道を歩きやすいように広げ、人々が暮らしやすくし、社会を平和で安全にし、弱く困っている人々を支援する志を持たなくて、いったいどのような社会を作り上げてゆこうというのでしょうか。
医療と教育は社会の重要なインフラです。これまでの活動を・・・在宅クリニックの場で生かしてゆき、患者さん、ご家族、関係者の皆さんのお役に立てればと考えております。どうぞこれからもよろしくお願いします。 7月2日
「宮城保険医新聞」原稿
小学校時代の思い出
2025-07-02
越後三山と魚野川、小出の仲橋からみた。
「研究・教育から在宅診療へ」 柳澤輝行
本年3月より泉区上谷刈にYK在宅クリニック(https://ykzaitaku.com/)を開業しました。本協会の理事長の今田先生とは東北大学医学部の同級生で、また監事の町田先生も同様な関係になります。一緒に活動できるようになりありがたいことです。これまで薬理学の研究、教育をもっぱらにしていたのですが、4年半前より在宅診療に携わるようになりました。
自分の故郷は新潟県の魚沼市(小出町)です。写真のように越後三山が南に見え、魚野川が南から西に向かうところにあります。雪深いところで、ときどき思い出す小学生の冬の経験があります。高校生の従兄と二人で、一人が通れるだけの細い雪道での経験です。前を行く従兄が道の右側を一歩ずつ新雪側にはみ出して踏みしめて跡をつけて歩いてゆくのでした。どうしてそんなことをするのかと聞くと、「こうやって跡をつけておくと後から来た人も別の足跡を右側につけてくれる。そうすれば、雪道が広がり行き違いが楽になる。特に若くて力のある者には雪道を広げる義務がある。輝行も大きくなったらこうやって雪道を広げてほしい」と答えてくれました。年の離れた尊敬する兄のような存在の言葉と行動でした。ときどき思い出すのは忘れまいとの心の働きです。
世代間や社会階層間の分断をあおる言説に接するたびに、大変苦々しく思っています。分断と排除を声にし、叫ぶ人間や集団はやはり誤った片寄った考えを持っていると思います。見知らぬ誰かのがまんや犠牲の上に成り立つ社会の平和や安全は、とてもあやういと信じます。若くて力のある者が、道を歩きやすいように広げ、人々が暮らしやすくし、社会を平和で安全にし、弱く困っている人々を支援する志を持たなくて、いったいどのような社会を作り上げてゆこうというのでしょうか。
医療と教育は社会の重要なインフラです。これまでの活動を・・・在宅クリニックの場で生かしてゆき、患者さん、ご家族、関係者の皆さんのお役に立てればと考えております。どうぞこれからもよろしくお願いします。 7月2日
「宮城保険医新聞」原稿

