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脳の見方。情→知→意→行動。記憶はループで作られ、想いおこされる。
2026-01-21
注目重要
『草枕』の冒頭と脳内の意識と情報の流れの対比です。
漱石は、午前中は執筆や当時の心理学や哲学を原著で読んで、時に書き込みをして著者を批判していました。
ところで、東北大学の漱石文庫は本当にお宝です。漱石の書き込みを見て大いに影響を受けました。
自分も読書するときはマージナリアに書き込み、ほかの資料を張り付けたりして本が別物になってます。
岩崎 鋼
五臓論で言うと、情が肝で智が心で意は(一応)胆になりますね。胆の概念は未熟なんですが。
漱石は、午前中は執筆や当時の心理学や哲学を原著で読んで、時に書き込みをして著者を批判していました。
ところで、東北大学の漱石文庫は本当にお宝です。漱石の書き込みを見て大いに影響を受けました。
自分も読書するときはマージナリアに書き込み、ほかの資料を張り付けたりして本が別物になってます。
岩崎 鋼
五臓論で言うと、情が肝で智が心で意は(一応)胆になりますね。胆の概念は未熟なんですが。
こころは知(海馬)、情(扁桃)、意(側坐核)の3つの神経核からなる
■扁桃核の役割:情動の記憶
■海馬の役割:知覚したパターンの記憶や解釈、状況あるいは文脈に関する詳しい記憶。
■海馬の役割:知覚したパターンの記憶や解釈、状況あるいは文脈に関する詳しい記憶。
■やる気に関する意志行動系の情報は側坐核の細胞群に送られます。側坐核からは、前頭前野と各運動連合野に出力されます。
------------海馬 記憶、扁桃体 情動、側坐核 報酬系
海馬
海馬の役割は、短期記憶の保持と長期記憶の固定。今日食べたものを覚えているとかアルツハイマーの診断に使うような記憶情報は海馬に短期記憶として蓄えられています。 この短期記憶の中でも重要だと判断されたものは各連合野へと移動して、例えば空間感覚情報は頭頂連合野、色とか形情報は側頭連合野と言った具合に各部位にそれぞれ長期記憶として蓄えられることになります。
記憶の回路としてはpapez回路(海馬から始まって、脳弓→乳頭体→視床の前核群→帯状回後部と進み、必要な記憶は大脳皮質連合野へ、そうでなければまた海馬に戻り繰り返す)が有名です。
長期記憶は、10年前のあの時に、こんな感覚で歩いたり(頭頂連合野)、こんな景色や音(側頭連合野)だったなぁと古い記憶を呼び起こして、イメージ化する(前頭連合野)ような感じです。
----------------
海馬と脳波
海馬の記憶にθ波が重要である。
θリズムで海馬の主細胞 (錐体細胞, 顆粒細胞) が周期的に興奮すると, 長期増強反応 (LTP) が最も効率よく発生するので, 海馬θ波は記憶情報の固定に最適の条件を提供する。
海馬θ波を発現させるのが, 内側中隔核・対角帯核ACh神経、GABA神経からの入力であり、θ波を発現する状況としては、注意行動の時かレム睡眠時である。
セロトニンやノルアドレナリンはレム睡眠を抑制する、すなわち、レム睡眠を誘発するアセチルコリン神経を活性化するためには、5-HTやNA神経が抑制されている、むしろ活動自体が停止されている必要があるということで、この状態はθ波の出現はない。
------------
扁桃体
扁桃体の役割は、海馬からの視覚だったり味覚だったりそういう記憶情報をまとめて、それが快か不快か(好き嫌い)を判断し、
視床下部の室傍核に自律神経活性化
視床網様体核に反射亢進
三叉神経と顔面神経に恐怖感情表現
腹側被蓋野(A10ドパミンニューロンの細胞体)と青斑核(A6ノルアドレナリンニューロン細胞体)、外背側被蓋核にドパミン、NE、アドレナリン放出
等の信号を送る
もちろん、何かの行動が快不快感情を生んで、その情報を海馬へと送るというように、海馬と扁桃体は常に情報が行き来しています。この行き来に関しては海馬傍回がその中間として働いています。
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海馬
海馬の役割は、短期記憶の保持と長期記憶の固定。今日食べたものを覚えているとかアルツハイマーの診断に使うような記憶情報は海馬に短期記憶として蓄えられています。 この短期記憶の中でも重要だと判断されたものは各連合野へと移動して、例えば空間感覚情報は頭頂連合野、色とか形情報は側頭連合野と言った具合に各部位にそれぞれ長期記憶として蓄えられることになります。
記憶の回路としてはpapez回路(海馬から始まって、脳弓→乳頭体→視床の前核群→帯状回後部と進み、必要な記憶は大脳皮質連合野へ、そうでなければまた海馬に戻り繰り返す)が有名です。
長期記憶は、10年前のあの時に、こんな感覚で歩いたり(頭頂連合野)、こんな景色や音(側頭連合野)だったなぁと古い記憶を呼び起こして、イメージ化する(前頭連合野)ような感じです。
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海馬と脳波
海馬の記憶にθ波が重要である。
θリズムで海馬の主細胞 (錐体細胞, 顆粒細胞) が周期的に興奮すると, 長期増強反応 (LTP) が最も効率よく発生するので, 海馬θ波は記憶情報の固定に最適の条件を提供する。
海馬θ波を発現させるのが, 内側中隔核・対角帯核ACh神経、GABA神経からの入力であり、θ波を発現する状況としては、注意行動の時かレム睡眠時である。
セロトニンやノルアドレナリンはレム睡眠を抑制する、すなわち、レム睡眠を誘発するアセチルコリン神経を活性化するためには、5-HTやNA神経が抑制されている、むしろ活動自体が停止されている必要があるということで、この状態はθ波の出現はない。
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扁桃体
扁桃体の役割は、海馬からの視覚だったり味覚だったりそういう記憶情報をまとめて、それが快か不快か(好き嫌い)を判断し、
視床下部の室傍核に自律神経活性化
視床網様体核に反射亢進
三叉神経と顔面神経に恐怖感情表現
腹側被蓋野(A10ドパミンニューロンの細胞体)と青斑核(A6ノルアドレナリンニューロン細胞体)、外背側被蓋核にドパミン、NE、アドレナリン放出
等の信号を送る
もちろん、何かの行動が快不快感情を生んで、その情報を海馬へと送るというように、海馬と扁桃体は常に情報が行き来しています。この行き来に関しては海馬傍回がその中間として働いています。
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記憶に関わる パペッツ回路
海馬-脳弓-乳頭体-視床前核-帯状回-海馬傍回-海馬を結ぶ記憶に関わる回路。
海馬-脳弓-乳頭体-視床前核-帯状回-海馬傍回-海馬を結ぶ記憶に関わる回路。
海馬の構造
海馬傍回前部にある嗅内野を介してすべての大脳皮質連合野からの情報を海馬(CA3、CA4、※CA3は海馬の錐体細胞層の一部、CA4は歯状回の顆粒細胞層にあたる)に投射している。
顆粒細胞(CA4)の軸索でCA2に達していて、錐体細胞(CA2,CA3)の軸索の枝で、CA1に結合している。
海馬からは、CA1および海馬台から嗅内野を介して大脳皮質連合野に投射、CA1~3(主にCA3)から海馬采・脳弓を介して乳頭体や中隔核に投射する。
嗅神経→嗅球→嗅索→後端で内側嗅条・外側嗅条に分かれて嗅三角(嗅球・嗅索・嗅三角を合わせて嗅葉という。)から投射される嗅覚野はこの嗅内野付近に存在している。
情動の回路としてはYakovlev回路(扁桃体から始まって、視床背内側核→帯状回前部、前頭前野→扁桃体に戻る)が有名。
側坐核
側坐核(腹側線条体)は帯状回前部に存在していて、前頭連合野と連絡を取りあっている。
海馬や扁桃体は側坐核へも投射していて、側坐核からは腹側淡蒼球にGABA出力して、腹側淡蒼球からは視床背内側核へ→Yakovlev回路に入る。扁桃体の興奮(快反応)が引き金となって起こる中脳腹側被蓋野(A10)からのドパミン入力も側坐核へ投射していて、前頭前野→快楽、嗜癖行動を引き起こす。
側坐核からの出力先は黒質や橋網様体がある。


